厚木Rats

試合結果 vs 平塚ファイターズ
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123456 R
厚木Rats 063211 13
平塚ファイターズ 200030 5
日時2010年5月1日()  17時00分 〜 19時00分
種別
球場海老名運動公園
試合内容三川公園から海老名運動公園に移動しての今季第5戦目。ダブルヘッダー2試合目。先発は、こちらも今期初の宮戸。受けるキャッチャーは秀島。平塚ファイターズさんとは初対戦。

☆目標☆
失敗を恐れず思い切ってプレーする。

1回表。1死から玉木がツーベースで出塁,2死から鈴木雅が四球で出るが、惜しくも無得点。
1回裏。今日は球威よりも制球を重視していた宮戸は、初回から丁寧に低めを突くピッチング。しかし、先頭打者に振り逃げで出塁されてしまう。2死から連続四球で満塁とした後、センター前タイムリーを浴び、2点の先制を許す。
2回表。前の試合で2安打と今日好調の山本,Rats暫定首位打者の井上,こちらも前の試合2安打の雨宮の3連打で無死満塁の大チャンスを作る。2死まで取られるが、そこから怒濤の繋がりを見せるRats打線。まずは初回に2塁打を放っている玉木がレフトオーバーを放ち、3塁ランナー山本,2塁ランナー井上,更には1塁ランナー雨宮も長躯ホームインし、走者一掃3点タイムリーツーベースとなり、鮮やかに逆転。続く秀島がレフトへタイムリーで、4点目。更に鈴木雅もライトへツーベースを放ち、5点目。締めは宮戸のセカンドへの当たりが相手ミスを誘い、6点目。この回ビッグイニングで一気に逆転、突き放す。
2回裏。先発にとって、流れを掴んだ後のイニングをキッチリ抑える事は大事な仕事と言える。そんな状況の中、宮戸は1奪三振を含む三者凡退で完全に流れを引き寄せる。
3回表。先頭の井上が四球で出ると、2球で2,3盗を決める。打席の雨宮は、2ボール後の3球目・真ん中やや低めに来た甘い直球を一閃、右中間を真っ二つに破る。広い球場と数少ない持ち味である走力を活かし、余裕のスタンディングベースランニング。今季第1号、Rats初陣以来となる通算2号のツーランホームランで2点を加える。その直後、助っ人の貝さんがヒットで出塁。1死から、玉木がタイムリーツーベースを放ち、Rats入団後初の猛打賞を、早くも3回で決める。次打者の秀島もヒット・盗塁でチャンスを作るが、その後は無得点。しかし、この回3点を加える。
3回裏。先頭打者と次打者の打球はどちらもサードへ。その送球を2つ共ファースト・山本が好捕し、2死。宮戸はそこから四球と連続スチールでピンチを招くが、落ち着いて打ち取り、この回も無失点。
4回表。先頭の山本がライトへヒットを放ち、盗塁を試みるが、これはタッチアウト。次打者の井上が今日2つ目の四球で出塁し、盗塁。2死2塁から貝さんがファースト,セカンド,ライトの間に落ちるヒットを放ち、これで井上がホームイン…と思いきや、何故か2死なのにスタートを切っておらず、しかもファールだと勘違いしてフィールド上をフラフラと彷徨っていて、危うくアウトになりかける。このボーンヘッドを帳消しにしたのが、今日1人ヒットの出ていなかった1番・鈴木貴。ボール球をキチンと見逃し、好きな球を見逃さず打つというお手本の様なバッティングで、目の覚める当たりをレフト線に放つ。これが2点タイムリーツーベースとなり、昨年の3割打者・ベストナインも獲得したRatsの欠かせない一員が、入団後初打点のオマケ付きで完全復活。Rats史上初の全員安打を決める。
4回裏。先頭打者にライトへスリーベースを打たれると、直後に四球・盗塁で無死2,3塁のピンチ。しかし、宮戸は落ち着いて丁寧に次打者を三振に切って取ると、続く遊飛で2死。その際に飛び出していた2塁ランナーを見逃さず、しっかりベースカバーに入っていたセカンド・鈴木貴の隠れたファインプレーで、雨宮からの送球を捕りスリーアウト。失点覚悟の状況を打破する。
5回表。先頭の秀島が四球で出ると、相手ミスで一気に3塁まで進む。続く4番・鈴木雅がセンターへタイムリーツーベースを放ち、1点を加える。更に宮戸のレフトへのツーベースで一気にホームを突くが、ここはレフトからの好返球で惜しくもタッチアウト。2死となり、井上が追い込まれた時お決まりの当てるだけバッティングで思惑通り出塁・盗塁するが、この後は無得点。
5回裏。2つのエラーも絡んで1死1,2塁から、レフト線へ2点タイムリースリーベースを打たれると、直後にもエラーが出て計3点を失う。しかし、その後は落ち着いて抑える。
6回表。先頭の貝さんがヒットを放ち、鈴木貴の進塁打で2塁,盗塁で3塁に進む。2死後、秀島がレフトへのタイムリーツーベースを放ち、2試合連続・自身通算3度目の猛打賞を決め、昨年の最優秀野手が今期序盤の出遅れを完全に取り戻す。
6回裏。時間的に最終回となったこの回のマウンドには、2番手・雨宮が上がる。宮戸の完投を消してまで上がらせてもらったので、無様なピッチングはできないというプレッシャーがあったが、この日は直球・カーブの精度が良く、悪かったスライダーを捨ててのピッチング。秀島の効果的なリードもあり、2奪三振を含む三者凡退に切って取り、ゲームセット。
これでRatsは今季2勝目,通算3勝目。宮戸は5回を投げ自責点1でRats入団後初勝利,雨宮は無失点リリーフで初セーブをそれぞれ挙げた。

この試合は全員が良い結果を出すという最高の内容でした。Ratsの課題だった打線も繋がりを見せ、楽しく野球できたんではないかと思います。貴裕は、やっぱバッティングは試合から離れると打てなくなるものだから、今後は絶対調子上がって来るはずです。玉木ちゃんは、この試合だけでさりげなく暫定打点王。啓は、恐らくRatsオールスター前に首位打者に躍り出る事でしょう。まさも、3割後半の高打率で打線を引っ張ってくれてます。ミヤは、暫定2塁打王。やまちゃんも、あと一息で3割です。央貴は、首位打者ながら最近は四球も選んで出塁率も高く、キャプテンらしくチームに貢献しています。雨宮は、まだまだ納得のいく打席は多くないけど、フォームが固まりつつあります。
投手陣も、ミヤはコースを丁寧に突くピッチングでイメチェンに成功したし、雨宮も球威を上げても楽にストライクを取れる様になってきたんで、今後に繋がったと思います。
やっぱり野球は流れが大事なスポーツだと再認識した試合でした。

…という事で、今季は現在2勝3敗の借金1ながら、昨年の最終戦を加えると3勝3敗の勝率5割です。みんな明らかに上手くなっています。「若手は勝ち試合で成長する」って宮本さんも言ってたし、まだまだ通算では3勝10敗ですが、これからドンドン勝って借金返済、貯金街道を突き進みましょう!!

打者成績 凡例...
打順守備選手名1223456















1鈴木 貴裕三振三振投ゴo左二②投ゴo5 5 1 2
2玉木 悠介中二左二③三二①三振三振5 5 3 1 4
3秀島 啓右飛左安①●左安s四球●ss左二①5 4 3 2 2 3
4鈴木 雅和四球右二①●二飛中二①投飛5 4 2 1 2
5宮戸 和哉三振二二①一直左二4 4 2 1
6山本 晃裕左安●中飛右安x三振4 4 2 1
7井上 央貴三二●四球●ss四球●s三内s4 2 2 3 4
8雨宮 俊二内●右本②●中飛三振4 4 2 2 2
合計 36 32 17 10 13 7
投手成績
投手名 投球回数



















宮戸 和哉5回0/315034130000
雨宮 俊1回0/300020000000