板橋リボルバー

試合結果 vs エレキング
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板橋リボルバー 1000001 2
エレキング 1000000 1
日時2017年9月24日()  08時00分 〜 10時00分
種別 SKLリーグ戦
球場大宮健保38面
試合内容リボルバーというチームは不思議なチームだと思う。
草野球チームというものは、人が集まってできるもの。
いろんな人がいれば、いろんな事情がある。
長く活動するチームもあれば、短い活動期間で解体してしまうチームも少なくない。

そんな中、このリボルバーというチームは不思議なもので
チーム自体の歴史も長いし、個人の在籍年数も他のチームと比較すれば長い。
年齢層もある程度バランスが取れていたりする。(20代が居ないが)
その一つの要因として、メンバーがチームに対して愛着を持っている点があると考えている。
監督を始めとした首脳陣も、チームに愛着があるからチームの為に運営する。
メンバーもチームに対して愛着があるから、休日を使って参加する。
チーム全員がチームに愛着があるから勝つと嬉しい。負けると悔しい。
そしてみんなで野球ができることが楽しい。
この積み重ねがあったから、不思議なチームになれていると筆者は考える。

この数試合チームの雰囲気は良く、格上チームから金星をあげるなど「勝ちたい」という気持ちが皆から感じられる。
この日も宿敵であり今や格上チームとなったエレキングさんとの試合だ。
SKLということで、どこまでも勝ちにこだわっていきたいところだ。
試合前の紺野からも「ひとつ先の塁を狙う」という課題を設定された。

先発は渋谷。
仕事の都合から国内に帰還しまだ間もないが、現状チームの柱を担う彼に今日も期待したいところ。
リボルバーが先攻で試合開始。

初回、先頭星野が死球で出塁。星野は現在規定打席未到達ながら出塁率6割越えという驚異的な数字を記録している。
続く福田の内野ゴロで走者が入れ替わった後、不振にあえぐ3番中森に回る。
この日のグラウンドは左中間にかけてフェンスがあったのだが、左中間の一番深いフェンスの一番上に直撃する適時2塁打を放ち、幸先よく先制する。

その裏、渋谷は先頭に安打を許すと時差ボケが抜けないのか、暴投を連発してしまう。
その後内野ゴロの間に同点とされるも後続をしっかり断つ。
この日の渋谷は、初回こそ不安定だったが今シーズン一番の投球を披露する。
直球には力があり相手打者も直球を弾き返せない。変化球もキレがあり三振の山を築く。
そして制球もある程度まとまっており、スイスイと試合を作っていく。

攻撃側は6回、先頭の田辺が追い込まれながらもうまく合わせ左前安打で出塁すると、続く小野寺には犠打のサイン。
しかし自称犠打職人の小野寺は2球連続で失敗。サインがエンドランへ切り替わる。
なんとこれを小野寺はきっちり決め安打で繋ぎ無死1、3塁の絶好の好機を作る。
しかし続く高尾が初球を投ゴロ。1死2、3塁となり続く相澤。
ここでスクイズのサインが出る。ここで決めれば盛り上がる場面だが厳しいコースに放られファールが精一杯。
なんとか取り返したい相澤はヒッティング。なんとレフトライン際へ大きな当たりを放つも惜しくもファール。ついていない。
結局相澤は見逃し三振。続く紺野も走者を返せず厳しい試合展開が続く。

なんとか渋谷の好投に応えたいところだが、結局最終回を迎える。
ここで点を取らないとリボの勝ちがない。その攻撃は浦野、金澤が倒れ簡単に2死となる。
しかしここからチームの「勝ち」への執念が結果として出てくる。
1番星野の当たりは完全に打ち取られていたが全力疾走で内野安打とする。
盗塁後2死2塁となり、続く福田も執念の左前安打で繋ぐ。
ここで再び3番中森に打席が回る。
皆の期待を背負った中森が放った打球は、三遊間を破り貴重な適時左前安打となった。
これでリボがついに2-1と勝ち越し。
好機は続いたが土本が倒れ、最小の1点差。
これを守らなければいけない。
投手だけでなく野手陣全員にも重圧となってのしかかる。

最終7回裏。渋谷は先頭をセカンドフライに打ち取るも途中から二塁手に入っていた藤原が目測を誤りこれを落球。
痛い失策で先頭に出塁を許してしまう。
続く打者にも安打で繋がれると、渋谷の暴投で無死2、3塁の絶対絶命のピンチとなる。
このピンチをまずは渋谷が三振で切り1死。
続く打者の打球は2塁ゴロ、前進守備を敷いていた藤原はこれを捕球するも3塁走者の動向を伺う際に打者走者は生き、野手選択となる。
1死満塁。まだまだピンチには変わらない。全員に重圧がのしかかる。
続く打者の放った打球はフラフラっと上がりセンター前へ。
相手ベンチからは「落ちるぞ!!!」という声が挙がったが...

なんとこれを予測していたのか中堅手星野は前もって前進守備を敷いており、打球に追いつき捕球。
そのまま2塁ベースを踏む。飛び出していた2塁走者は戻れず併殺打となり試合終了。

最後は星野の好判断がチームを救い、このしびれる投手戦を勝ち切ることができた。
渋谷も好投報われチームトップの5勝目。9個の奪三振を奪う圧巻の投球だった。

宿敵エレキング戦の連敗も3でストップ。
今日の勝ちはチームでもぎ取った大金星だと思う。
しかし、小技を決められないなど、やはり各所反省点もあった。
だがそれを上回るほどにチームの雰囲気が良い。
勝ちにこだわる姿勢が皆から感じられる。
これからもこの雰囲気を持続していけば、もっと勝ちも増えて行くだろう。

ただこの金星に浮かれることなく、次回以降も気を引き締めて戦っていきたい。
まだまだシーズンは続く。これからも楽しく皆で野球をやっていきたい。


written by No.14

打者成績 凡例...
打順守備選手名1234567















1ホッシー死球s中飛三安●s3 2 1 1 2
2福ちゃん遊ゴ●s遊飛左安3 3 1 1 1
3モリモリ中二①s二飛左安①s3 3 2 2 2
4ツッチー中直遊ゴ中飛3 3
5渋谷三振三振2 2
6藤原二ゴ三振2 2 1
7田辺遊失左安2 2 1
8デラ捕飛中安2 2 1
9チャラ投ゴ投ゴ2 2
10相ちゃん遊内三振2 2 1
11マジン投犠二飛2 1
12浦野一飛遊ゴ2 2
13三振中飛2 2
合計 30 28 7 2 2 5 1
投手成績
投手名 投球回数



















渋谷7回0/31109205012400