板橋リボルバー

試合結果 vs ルーニーズ
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板橋リボルバー 0300020 5
ルーニーズ 0000501 6
日時2017年11月12日()  12時00分 〜 13時45分
種別 練習試合
球場大宮健保44面
試合内容久しぶりのダブルヘッダーで、戸田から大宮けんぽまで移動したリボナイン。
最後の板連も敗北し、いよいよ一年の終わりが見えてくる頃だが、まだまだシーズンは終わらない。

グラウンドに着くも、試合前からすでに疲労の声があちこちから聞こえてくる。
確かに久しぶりのダブルは肉体的にはクるものがある。
しかしそんなことは言ってられない。我々はただ全力を尽くすのみ。
1日2連敗は避け、気持ちよく勝って1日を締めくくりたいところだ。

相手は初対戦となるルーニーズさん。
そしてこの試合、先発に指名されたのは筆者田辺。
試合を作り、皆の期待に応えると共に信頼を掴んでいきたい。
チームの為にも自分の為にも、この試合は絶対に落とせない。

陽もだんだんと差し込んできており、朝と比べ暖かさが感じれるようになった頃、試合が始まった。

先攻のリボルバーは初回から2四球で好機を作るも盗塁死などで無得点。
その裏田辺もいつも通り死球で走者を出すも無失点に抑える。

2回、リボの攻撃は先頭渋谷の死球後、1死から芦原が安打で繋ぐと
この日8番に入った福田首相が左超適時2塁打で先制。
試合前筆者に「応援しているぞ!」と言って頂いており、文字通り援護してもらった。
その後内野ゴロの間に3点目を加え、3-0となった。

田辺は2回裏もスイスイとストライクを重ね3者凡退に切って取る。
「今日はいい田辺の日だな!」と周囲も盛り上がり始める。

3回も両者得点することができず、ゼロ行進が続く。
しかし田辺の投球には光るものがあり、速球と変化球が決まり奪三振も増え始める。
筆者は日々自分の投球フォームを見つめ直しており、修正を重ねてきた。
その努力が、少しづつ確実に結果になって結びついてきていた。

4回裏も2奪三振含む3者凡退。
4回を投げ終えたところで、田辺は相手打線に安打を許さず四球もなし(死球は初回にあり)。
無論得点も許しておらず、内容的にもほぼ完璧。ベンチからは
「ノーノーペースだ!」
「今度こそ完封いけんじゃね?(今季1度逃している)」
といった声も出始める。

しかし田辺の悪いところは、こういう場面で弱さが露呈してしまうところにある。
久しぶりとなる5イニングス目、田辺は先頭打者に四球を与え、ここで無四球は途絶える。
次打者は投ゴロに打ち取り1死2塁。このあたりで、田辺のこれまでの制球が途端に悪化する。
2者連続で四球を与え1死満塁。
相手は下位打線であり、かつ追い込んでいながらも四球を与えてしまい、本当にもったいないことこの上ない。
迎えた1番打者。ここも追い込むが粘られ、結局四球を与えてしまう。
なんと押し出しにより無安打で失点。これでは守備陣も集中力を切らしてしまう。
次打者の初球、打ち取った打球は高く弾みセカンド福田は前に突っ込む。
しかしバウンドが合わずファンブル。焦った福田は本塁を諦め1塁へ送球もこれが大きく逸れてしまい、ボールは転々とする。
その間に走者は全員生還。3-4と一挙逆転を許してしまう。
なおも1死3塁とピンチは続き、次打者の初球。
田辺は変化球を暴投し、これで3塁走者も生還。この回無安打で計5失点と大きく崩れてしまった。

3-5となった直後の6回表、劣勢に立たされたリボは反撃に転じる。
先頭藤原が振り逃げに成功し出塁すると、星野も四球で出塁。
2人が足でかき回した後、中森、紺野の連続内野ゴロで2点を取りすぐさま5-5の同点に追いつく。

同点に追いついてもらった6回裏。
田辺の立ち直りに期待がかかるも、やはり先頭に四球を与え、前半とは一転苦しい投球が続く。
1死を取るもさらに四球を与えピンチが続く。
藤田監督曰く1戦目完投していたが、この時点で練習試合と言えど勝ちに行く為に渋谷を準備させていたらしい。
しかし未だ田辺の無安打投球は継続しており、記録達成の可能性がまだ残っていた。
悩んだ結果、藤田監督は続投を決断。
田辺も苦しい状況の中、なんとか無失点に抑え戻ってくることができた。
だが田辺は肩で息をしており、誰が見ても限界が近いのは明らかだった。

最終7回、ここでリボが得点できなければ勝ちはなくなる。
なんとか味方に期待をするも、四球で走者こそ出すが後続も続かず無得点。
これで勝ちはなくなった。
その裏、藤田監督に「いくか?」と訊かれもちろん「行きます!」と応え、田辺はマウンドへ向かった。
「自分で決着をつけてこい!」との檄が飛んだ。

自らの失態で追いつかれてしまった責任を果たす為、もう失点は許さないつもりでマウンドに立った。
その7回裏。先頭を打ち取るも苦しい状況は続く。
変化球も既に制球が困難になっており、どうしても直球に頼らざるを得なくなっていたのだ。
そんな状況を見抜いていたのか、2番打者に直球を右前に運ばれ、ここで初安打を浴びた。
これで無安打投球も途切れたが、それよりもチームの勝敗の方が優先だ。
なんとか次打者も遊ゴロに打ち取り2死となる。
2死3塁、ここで迎えるは4番打者。
4番打者には初回に大きな当たりを打たれており、まさに絶対絶命。
ここは最後の力を振り絞って直球勝負にいった。

4番打者の打った打球はフラフラっと左へあがる。
上がった瞬間はショートフライかと思われた。
打者が悔しそうにバットを地面に叩きつけた。
しかし打球は伸び、ショート中森とレフト坂本が懸命に走る。
初回の当たりがあった為、レフト坂本は定位置より下がっており前進してくる。

「取ってくれ!」
との田辺の思いも空しく、打球はショートレフト間へポトリと落下。

リボはサヨナラ負けとなり、悔しい敗戦となった。
勝つことが難しい相手ではなかった。むしろ勝てた試合だった。
結果、あの5回の1イニングが大きく試合を揺るがしてしまったのだ。

なぜ崩れてしまったのか。
自己分析は既にできている。
それまでできていた体の使い方が、バテたことによりできなくなっていた為だ。
結果、自分の悪い癖である体の開きが早くなってしまい、制球も悪化してしまったのだ。
疲れの見え始めた5~6回、この2回だけでなんと6四球を与えてしまった。
これでは勝ちどころか、信頼してもらうにも値しない。
セカンド福田の失策も決して責められない。そういう状況を自分で作ってしまっているのだから。

ならば次から改善するだけだ。
これまで自分がやってきたことは間違いではない。
また新しく課題ができたので、ひとつづつクリアしていけばいい。

ルーニーズさん、対戦ありがとうございました!
とっても勉強になりました。本当に感謝いたします。
また機会がありましたらよろしくお願いします!

11月も半ばに入り、寒さも厳しくなってくる。
ますますケガには注意して、健康に1年を終えていけるように気をつけていきたい。
残りも少ないが、最後まで野球を楽しんでいきましょう!

written by No.14

打者成績 凡例...
打順守備選手名1234567















1藤原四球sx三振振逃●s3 2 1 2
2ホッシー四球右三四球●3 1 1 1
3モリモリ三ゴ四球s三ゴ①3 2 1 1
4マジン捕邪三振二ゴ①3 3 1
5渋谷死球●三ゴ投飛3 2 1
6福ちゃん左飛三ゴ遊直3 3 1
7芦さん中安●右飛投ゴ3 3 1 1
8首相左二②●投ゴ四球3 2 1 1 2
9ツッチー四球遊ゴ捕ゴ3 2
10坂本遊ゴ①三失2 2 1
11監督死球遊失2 1
12田辺投ゴ三振2 2
合計 33 25 3 5 5 3 1
投手成績
投手名 投球回数



















田辺6回2/32608612011600